この度、ある施設の家屋傾斜修復作業が、4カ月という長期間にわたりようやく完了しました。 この施設の傾斜した最大の理由は・・横浜のマンション問題同様、基礎杭が支持層に到達していなかったからでした。 どうして? しっかりと敷地の地盤調査をせず近隣のボーリングデータを参考にした施工だったからでした。 今回の工事では、施設を運営しながらのため基礎下のトンネル掘削(L=80.0m)を行い、アンダーピニング工法にて鋼管杭(L=9.0m)の圧入及びジャッキアップを実施し見事水平に修復ができました。 工事を終えて、施設を運営する方ならびに施設をご利用される方に大変喜んでもらえて嬉しく思います! 今後建物の建築を行う方に一言アドバイス、地盤調査と基礎杭の設計は慎重に行ってください。
鋼管圧入状況 L=9.0m
ジャッキアップ状況